2016年3月1日火曜日

生け花を、デザインに活かす


3月になり、花々が咲き始める季節になりましたね♪

こちらは、いけばなの教科書。祖母から時々教わる草月流では、「真」「副」「控」の三軸が基本となります。

・真(しん)は一番長い枝葉で、全体のバランスを司る役割。
・副(そえ)は二番目に長く、真を支える役割。
・控(ひかえ)は一番短く、全体を整える役割。

その他に、よく祖母から教えられていたのが、「真のちからぞえ」と言って、真の裏側に一本通す従枝(じゅうし)の大切さです。

フラワーアレンジメントといけばな。それぞれに魅力があると思いますが、フラワーアレンジメントには「盛り込む」ことによって生まれる華やかさが存在するのに対して、いけばなには「削ぎ落とす」ことによって生まれる美学があるのではないかと感じます。

10周年企画では、素材となるレザー自体を開発していて、そこには様々な花言葉を持った花をプリント染色していきます。



上図は手描きの1stデザイン。完成形ではありません。

テキスタイルデザインと同じように柄の送りを考えていくのですが、花々の配置を決める際に役立っているのが、「真」「副」「控」のいけばなの基本です。この軸に従って花を生け込むように配置していくことで、全体が調和の取れたデザインに仕上がっていきます。

完成するデザインは、「洋の花(薔薇やアネモネ等)」を、「和の手法(いけばな)」で組み込んだ融合体です。